スタッフブログ
2014年10月11日 土曜日
大人になっても矯正出来るか?
矯正をする時期というのは、子供の内の方が良いという話をよく聞きます。子供の内に矯正をすると、顎の成長を促しながらの治療が出来る為、抜歯の可能性を下げることが出来るというメリットはあります。
しかし、大人になってからでは手遅れかと言うとそういうわけでもありません。今回のコラムでは、大人でも十分に矯正が出来ますということをメッセージしておきたいと思います。
大人になっても矯正治療が出来ると言えるのは、歯が動く仕組みを考えるとわかってきます。
矯正治療は、ブラケットという歯に付けた矯正器具に金属のワイヤーを繋げて、ワイヤーの力を利用して治していきます。弱い持続的な力を歯に加えると、歯茎の中で骨の吸収と再生というものを繰り返し、移動していきます。
歯茎の中に埋まっている部分を歯根と言いますが、この歯根の周りには歯根膜という組織があり、これに力が加わると"破骨細胞(ハコツサイボウ)"という細胞が歯根を吸収していきます。同時に引っ張られた逆側には"骨芽細胞(コツガサイボウ)"という細胞が新しい骨を生み出します。
上の図で説明すると、右側に引っ張る力が加わると、歯根の右側が"吸収"されます。同時に歯根の左側は"再生"されて動いていきます。
つまり矯正はこの"吸収"と"再生"を繰り返して並んでいくという仕組みになっています。
今回のテーマであります、大人でも矯正治療は問題ないというのは、この"吸収"と"再生"が出来る限りは矯正治療をすることが出来ると考えられているからです。子供と比べて大人の方が代謝は落ちますが、歯槽骨の仕組みが残っていれば問題なく歯を動かすことが出来ます。
当院では、60、70代の患者さんもいらっしゃいます。皆さん、相談時には矯正出来ることに驚かれますが、歯の移動の仕組みに納得し、安心して治療をされています。
もうこの歳だから・・・、とお悩みの方も一度ご相談にいらして下さい。
しかし、大人になってからでは手遅れかと言うとそういうわけでもありません。今回のコラムでは、大人でも十分に矯正が出来ますということをメッセージしておきたいと思います。
大人になっても矯正治療が出来ると言えるのは、歯が動く仕組みを考えるとわかってきます。
矯正治療は、ブラケットという歯に付けた矯正器具に金属のワイヤーを繋げて、ワイヤーの力を利用して治していきます。弱い持続的な力を歯に加えると、歯茎の中で骨の吸収と再生というものを繰り返し、移動していきます。
歯茎の中に埋まっている部分を歯根と言いますが、この歯根の周りには歯根膜という組織があり、これに力が加わると"破骨細胞(ハコツサイボウ)"という細胞が歯根を吸収していきます。同時に引っ張られた逆側には"骨芽細胞(コツガサイボウ)"という細胞が新しい骨を生み出します。
上の図で説明すると、右側に引っ張る力が加わると、歯根の右側が"吸収"されます。同時に歯根の左側は"再生"されて動いていきます。
つまり矯正はこの"吸収"と"再生"を繰り返して並んでいくという仕組みになっています。
今回のテーマであります、大人でも矯正治療は問題ないというのは、この"吸収"と"再生"が出来る限りは矯正治療をすることが出来ると考えられているからです。子供と比べて大人の方が代謝は落ちますが、歯槽骨の仕組みが残っていれば問題なく歯を動かすことが出来ます。
当院では、60、70代の患者さんもいらっしゃいます。皆さん、相談時には矯正出来ることに驚かれますが、歯の移動の仕組みに納得し、安心して治療をされています。
もうこの歳だから・・・、とお悩みの方も一度ご相談にいらして下さい。
投稿者 もも矯正歯科