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2015年2月 4日 水曜日

ブラックトライアングルとは?

今日のテーマは「ブラックトライアングル」です。ブラックトライアングルと言うのは、歯と歯の間に三角形の隙間が出来るものを言います。特に大人の矯正患者さんで多く見られます。せっかく矯正治療を終えたのに、このブラックトライアングルが出来てしまったという話を耳にすることがあります。


実はブラックトライアングルというのは、矯正治療をした結果、悪い影響が出て三角形の隙間が出来るというものではありません。大人に多いと書きましたが、年齢を重ねるとともに歯茎が退縮していくことが最大の原因になります。歯並びが凸凹であったり、隙間があったりすると、退縮した歯茎は目立ちませんが、いざ綺麗に歯が並ぶとそれが目立ってしまうというものです。歳を重ねたり、歯周病にかかることで歯茎が退縮し、更にブラックトライアングルが目立つこともあります。


このブラックトライアングル自体は健康上特に問題ということはありません。同時に残念ながら自然に治るということもありません。どうしても気になるという場合は、歯と歯のぶつかっている部分を削ることで隙間を埋めることは出来ますが、上の歯と下の歯のバランスがズレてしまうリスクは否定できません。


ブラックトライアングルにならないためには、日々のブラッシングを丁寧にすることで可能性を下げることにはつながります。歯茎の状態を健康に保つためにも大切なポイントです。また、分かり易い凸凹、受け口、出っ歯の改善など、歯並びを綺麗にするということだけでなく、歯茎の状態なども考慮に入れて矯正専門医に相談して矯正治療を始めることが大切かと思います。

当院では、歯周病認定歯科医とともに歯の健康と見た目の両方をサポートさせて頂きます。



投稿者 もも矯正歯科